洋服のシミをキレイに落とすコツ

シミにはどんな種類がある?

食事の時など、ちょっとしたことで服にシミを付けてしまい困ったという経験は誰にでもあります。
特にお気に入りの服に付けてしまったり、買ったばかりの新しい服に付けてしまったという場合は大ショックです。
そんな時、自分でうまくシミ抜きが出来れば服の汚れを諦めないですみますから、どんなにありがたいものでしょう。
今回は、そのように生活に役立つシミ抜きを勉強したいと思います。

シミ抜きについてお話する前に、まずはシミの種類を把握しておいた方が良いので、まずはシミの種類をご紹介します。
シミは水や洗剤で落ちる「水溶性」のものとベンジン、アルコールと言った有機溶剤で落ちる「油溶性」のものがあるのです。

水溶性のシミは主に食品や調味料でしょうゆ、コーヒー、ソース、ケチャップ、ジュースやお酒類、みそ汁、わさび、ラーメンスープ、トマトソース、カレーマヨネーズ等があります。
油溶性はチョコレートやバター、生クリーム、植物油と言った食品の他に口紅、ファンデーションと言った化粧品のシミがあるのです。

染み抜きのコツを教えます

シミ抜きのコツはシミを「他の布にうつす」ということです。
まずは、シミ抜き用に用意したハンカチを約10cmx10cm位になるよう折りたたんだら、さらに対角線で何回か折って小さな三角形にします。
次に、シミを移すためのタオルを用意してその上にシミを取りたい衣類等をシミの部分を下にして固形物の取り除いた状態で載せてください。

それから、シミ抜きに使用する薬剤を布の目立たないところに付けて叩いてみましょう。
その際に色落ちしたりシミができたりしたら、家庭でのシミ抜き不可能ということですから専門店に相談すると良いです。

では、水溶性のシミ抜きをどのようにすればいいかというと上記に書いた三角形のハンカチを使います。
まずは水100cc、オシャレ着用の洗剤2mlで洗剤液を作り、それを三角形のハンカチに付けてシミを裏側から内側に向けてたたきましょう。
この作業を何度か繰り返して、シミを落とします。
上記の洗剤液で落ちない場合は液体酵素系漂白剤を原液のまま、別のハンカチに付けて叩きます。

このようにして、汚れが落ちたら今度は水で洗剤や漂白剤を落とすのですが、特に漂白剤は強力なので丁寧に落とします。
次に油溶性のシミですが、上記で作った三角形のハンカチにベンジン、消毒用のアルコール等をしみこませてシミの付いた部分を叩くのです。
但し、この落とし方の場合、ベンジンやアルコールを使いますから換気や火の気に気を付けて下さい。
もし、落ちなければ水溶性のシミと同じやり方をやってみると良いです。

シミ抜き後の乾燥はアイロンやドライヤーでなく、自然乾燥をおすすめします。
熱をかけると、シミの成分が残っていると変質して新たなシミになる可能性があるのです。
こういったことに気を付けて、シミ抜きを頑張りましょう。